ブログ blog page

「誠之 三吉慎蔵―幕末・明治を生きたサムライ」資料紹介(6)

2021-11-29 (Mon) 17:13
明治18年(1885)9月19日から10日間、東京根津八重垣町(文京区根津一丁目)の貸座敷茶屋において、曲独楽師の竹沢藤治(3代目)の興行が、木戸銭(見物料)無料で催されました。
竹沢は、江戸時代から続き、錦絵の題材にもなった曲独楽・軽業師で、2代目竹沢藤治は、安政5年頃に興行先の下関で病没したと伝わります。
慎蔵は、同月27日の午後から、妻のイヨや知人の子どもらを連れて見物に出かけました。
明治18年は、勤め先の北白川宮家と伏見宮家のそれぞれで問題発生。プライベートでは、妻のイヨが2か月弱入院するなど、公私ともに大変だった年。曲独楽見物で、幾分リフレッシュできたかな。

sinzo6
この記事を表示

「誠之 三吉慎蔵―幕末・明治を生きたサムライ」資料紹介(5)

2021-11-26 (Fri) 14:55
明治3年(1870)11月29日、帰藩のため東京を出帆した木戸準一郎(孝允)は、途中下関を経由して慎蔵と会談する予定でした。ところが、急用で京摂間に留まることとなり、慎蔵も12月11日に元敏の上京に従...
記事全文を読む

「誠之 三吉慎蔵―幕末・明治を生きたサムライ」資料紹介(4)

2021-11-24 (Wed) 13:14
写真は、慶応2年(1866)の寺田屋事件後、西郷が坂本龍馬救出を謝して慎蔵に贈った七言詩です。題楠公図(楠公の図に題す)として、後醍醐天皇に従い、湊川で戦死した楠木正成に思いを馳せ、次のように詠んでい...
記事全文を読む

「誠之 三吉慎蔵―幕末・明治を生きたサムライ」資料紹介(3)

2021-11-22 (Mon) 09:29
三吉慎蔵が、伏見の寺田屋で襲撃されたのは、慶応2年1月23日のこと。実は、この8年前(安政5年)の同日、慎蔵は、長府藩士正村喜三郎の3女イヨと結婚(藩許は6月9日)しています。結婚記念日が、命日になら...
記事全文を読む

図録を値下げして販売いたします!

2021-11-19 (Fri) 10:38
令和4年1月5日より、過去に発行した図録を値下げして販売します。値下げされる図録は画像のとおりです。この機会に是非お買い求めください!
この記事を表示

東行記念館「アートでみる幕末維新―奇兵隊の駆けた時代」(4)

2021-11-18 (Thu) 16:47
東行記念館です!! 常設企画展「アートでみる幕末維新―奇兵隊の駆けた時代」の後期展示が始まっています。今回は後期のイチオシ資料をご紹介します!ご紹介するのは後期(~12月19日(日))のみ展...
記事全文を読む

「誠之 三吉慎蔵―幕末・明治を生きたサムライ」資料紹介(2)

2021-11-16 (Tue) 13:34
慎蔵が、初めて取り組んだ武術は、今枝流剣術です。実父で、同剣術師範の小坂土佐九郎(おさかとさくろう)に弟子入りしました。剣術修行と同時に始めたのが文学修養。儒学者の臼杵俊平に入門し、また、藩校の敬業館...
記事全文を読む

次回企画展「殿様アート」

2021-11-14 (Sun) 15:31
次回企画展「殿様アート」最近日本美術の展覧会などでにわかに話題になっている江戸幕府3代将軍徳川家光の作品。次回の企画展でもその家光の梟図を展示します。枯木に止まり、どんぐり眼で宙をみつめる梟。まさしく...
記事全文を読む

「誠之 三吉慎蔵―幕末・明治を生きたサムライ」資料紹介(1)

2021-11-13 (Sat) 15:01
三吉家の家訓「誠之」。出典は孔子の説いた「中庸」と考えられ、その一節は次のとおりです。「誠者、天之道也。誠之者、人之道也。誠者不勉而中、不思而得従容中、道聖人也。誠之者、擇善而固執之者也」(誠は天の道...
記事全文を読む

次回企画展のご案内

2021-11-12 (Fri) 19:28
次回展覧会のご案内です令和4年1月7日(金)から企画展「殿様アート」が始まります!長府毛利家・清末毛利家当主を中心とした殿様たちの作品などを紹介します。雅なものから思わず笑ってしまうようなものまで多彩...
記事全文を読む

Contents menu

RSS Category

下関市立歴史博物館専用アプリ

下関市立歴史博物館公式アプリ(無料)
ページ最上部へ