2025-02-15 | 企画展「神と仏の物語ー長府寺社巡りー」開幕! 皆さん、こんにちは!昨日から、下関市立歴史博物館の企画展「神と仏の物語ー長府寺社巡りー」が開幕しました。今回の企画展では、長府の神社や寺院にスポットをあて、神や仏、祭礼などについてご紹介しています。おすすめの展示資料は、江戸時代後期の忌宮神社の祭礼を描いた絵図で、長府の町中を練り歩く行列や、長府の各町が出した「ハヤシ(囃子)山」などが、色彩豊かに描かれています。このブログでは、上記の絵図をはじめ、注目資料についてご紹介していきますので、こちらもお楽しみに!会期は4月13日(日)までになりますので、この機会にぜひ歴史博物館にご来館ください。 |
2025-02-10 | 企画展「毛利元敏」終了 企画展「毛利元敏―趣味と郷土を愛した最後の殿様―」は、昨日で閉幕となりました。ご観覧いただいたみなさま、ありがとうございました。 パンフレットは引き続き販売しておりますので、見逃した方はぜひご覧ください!郵送販売はこちらになります。 次回の企画展「神と仏の物語」は2月14日(金)からスタートしますので、こちらもお楽しみに! |
2025-02-02 | 企画展「毛利元敏」出品資料紹介4 企画展「毛利元敏―趣味と郷土を愛した最後の殿様―」出品資料紹介です。こちらは、明治33年11月13日、毛利元敏が、旧長府藩士の三澤精七と栢俊雄を自邸に招いて振舞った洋食の献立です。エビフライやカレーの他、プリンやカステラといったデザートも用意されています。羹汁はスープ、花椰菜はカリフラワー、甘藍はキャベツ、鳳梨はパイナップルです。焼牛肉は、添えられているあしらいを踏まえると、牛肉に溶き卵を絡めて焼いたピカタかもしれません。元敏は、旧長府藩士の他にも、家族や自邸の使用人など身近な人々にしばしば洋食を振舞ったといいます。あるとき大量のビフテキを作って自邸の者全員で食べようとしたら肉が固すぎで食べら... |
2025-01-19 | 企画展「毛利元敏」出品資料紹介3 企画展「毛利元敏―趣味と郷土を愛した最後の殿様―」出品資料紹介です。こちらは、明治28年から明治36年にかけて長府毛利家で購入された外国食品の費用が記された帳簿です。中身を見てみると、バター・ジャム・ミルク・パン・カレー・メリケン粉・ビール・黒ビール・紅茶・タピオカ・ココア・コーヒーなど多彩な外国食品が購入されていたことが分かります。昨今ブームになったタピオカを食べていることには驚きですが、タピオカが日本に初めて紹介されたのは明治時代であり、当時も注目された食べ物でした。さすがは元敏、新しいものや流行にも敏感だったようです。元敏は、和食よりも洋食を好んでいたため、日頃から様々な外国食品が食卓に... |
2025-01-11 | 企画展「毛利元敏」出品資料紹介2 企画展「毛利元敏―趣味と郷土を愛した最後の殿様―」出品資料紹介。こちらは、毛利元敏が旧長府藩士三吉慎蔵に送った書簡です。明治25年、元敏は明治政府の許可を得て、長府の自邸の門前で天気予報を開始しました。この書簡によると、「晴天ノ見込」の白旗、「曇天或ハ雨雪ノ見込」の白旗に赤、「暴風ノ見込」の赤旗の3種類の旗を門前に掲げて予報をしたようです。また、事前に旧長府藩士と相談した元敏は、予報の種類を増やすと住民が混乱する恐れがあるので、3種類にまとめたと述べています。気象観測が趣味だった元敏は、この他にも自邸内に測候所を設けて毎日の天気を記録しており、豊田町の華山や吉見の竜王山などに登って高山測候を実... |