企画展「殿様アート」資料紹介です。
こちらは7代長府藩主毛利師就の書です。
堪忍!あふれんばかりの力を込めた迫力ある筆跡!
本展の作品のなかでもとくに主張が激しい1品です。
堪忍とは、
・がまんすること
・怒りをがまんして他人のあやまちを許すこと
よっぽど我慢できないことがあったのでしょうか…?
ちなみに師就は、江戸城内で突然松本藩主水野忠恒から斬りつけられたり、藩内で藩士が派閥抗争をおこしたり、何かとトラブルに見舞われることが多かった印象があります。
もしかすると師就は、やるせない気持ちを書にぶつけてやり過ごしていたのかもしれませんね…
コロナ禍でみなさまもいろいろな「堪忍」が続きますが、どうしようもないときには、その想いを書にぶつけてみてはいかがでしょうか?
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