皆さん、こんにちは!
今回も、現在開催中の特別展「天下人との邂逅ー海峡の戦国史 第3章ー」から、おすすめの資料をご紹介します。
この資料は、毛利元就と輝元に宛てて出された織田信長の書状で、毛利氏の一門として扱われた宍戸家に伝わり、現在は山口県文書館の所蔵品となっています。
毛利氏と織田氏は、当初は友好な関係を築いていました。
これは、両氏が、ともに備前の浦上宗景や宗景の主筋の赤松義祐、あるいは阿波の三好氏と敵対していたことによります。
ところが、毛利氏と織田氏の関係は、両氏の境目地域の領主たちの対立の影響などから次第に悪化し、ついに軍事的に衝突するに至るのです。
この書状は、信長が阿波の篠原長房のことなどを毛利氏に知らせたもので、信長が常々毛利氏と連絡を取り合っていたことなどが書かれています。
前期(11月4日(日)まで)のみの展示となりますので、ぜひ博物館でご覧ください。
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