特別展「天下人との邂逅ー海峡の戦国史 第3章ー」
下関に進出した毛利氏は、北部九州をめぐって大友氏と衝突した。10年余に及ぶ戦いを経て、毛利氏は九州から撤退することになり、さらに支柱である毛利元就の病没という試練に見舞われる。叔父吉川元春、小早川隆景の補佐を受けた若き当主輝元のもと、毛利氏の戦いの舞台は東方へと移っていく。
敵対する勢力との激しい戦いが続くなか、元就の4男元清は、居城としていた安芸桜尾城に加え、備中猿掛城をも預かることになり、毛利氏の東部戦線の一翼を担って活躍する。また、この時元清とともに戦った中国地方の領主たちのなかには、のちに元清の子息秀元を支えていく者も含まれていた。
東進を続ける毛利氏は、畿内を押さえて一大勢力となっていた織田信長と相対する。当初は友好な関係を築いていた毛利氏と織田氏であったが、次第に周辺の領主を巻き込んで対立を深め、ついに決戦の火ぶたが切られることになった。
本展示では、毛利氏と天下人への道を突き進む織田信長や羽柴(豊臣)秀吉との戦いを軸に、毛利元清や長府藩士の祖先たちの動向を紹介する。
※チラシのPDFデータは
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<会期>
令和6年10月4日(金)から令和6年12月1日(日)まで
前期:10月4日(金)〜11月4日(月・振休)
後期:11月6日(水)〜12月1日(日)
※前期と後期で展示替えを行います。
前期では、「安心禅師画像」(岡山県立博物館蔵、岡山市指定文化財)、「織田信長書状(「宍戸家文書」)」(山口県文書館蔵)、「毛利元清画像」(来福寺蔵・当館寄託)などを展示。
後期では、「宇喜多能家画像」(岡山県立博物館蔵、重要文化財)、「村山家檀那帳」(山口県文書館蔵)などを展示。
※出品資料リストのPDFデータは
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<会場>
下関市立歴史博物館 企画展示室
(下関市長府川端二丁目2番27号)
<休館日>
毎週月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日休館)
<観覧料>
一般:700円(560円) 大学生等:400円(320円)
※( )内は20名以上の団体料金
※下関市内に居住する65歳以上の方は観覧料350円(要公的証明書)
※18歳以下の方、障害者手帳をお持ちの方は観覧料無料(要公的証明書)
<会期中のイベント>
関連講座
演題:(1)「毛利氏と天下人」
(2)「祖先たちの戦国史ー長府藩家老家を中心にー」
講師:下関市立歴史博物館 学芸員 岡松仁
日時:(1)10月13日(日)、10月16日(水)
(2)11月21日(木)、11月24日(日)
各日10:30~11:30
場所:下関市立歴史博物館
料金:資料代300円
定員:各回35名(予約制、先着順)
予約:歴史博物館へ電話または博物館受付にて申込み
10月4日9時30分より受付開始