企画展
Go To 下関―観光都市下関のルーツをたどる

<内容>
本州及び瀬戸内海の西端である下関は、古来ヒトとモノが集散する場所でした。
古代に設置され、下関の名の由来となった関は廃絶しますが、中世に港町が発展し、あらためて関が置かれたことは、当地が変わらず交通の要衝であったことを示しています。また、海峡を舞台に繰り広げられた源平最後の決戦は、『平家物語』などの流布によって多くの人々の心を海峡に惹き付けることになりました。
近世になると、泰平の世のなかで旅が盛んになり、人々が下関を訪れて名所旧跡を見物する機会が増加します。また、外国との交わりが制限された時代にあっても、朝鮮通信使やオランダ商館長の一行は下関を訪れており、さまざまな交流が生み出されました。
激動の幕末を経て近代になると、社会の変化は下関の町に大きな影響を及ぼしますが、鉄道などの新たな交通手段の整備に伴い、下関は多くの旅行者たちを迎えることになりました。
本展は、古来多くの人々が訪れた下関の歴史や旅人たちの行動をたどりつつ、どのようにして観光地としての下関が形成されたのか、そのルーツをさぐり、紹介するものです。
<会期>
令和5年6月2日(金)から令和5年7月30日(日)まで
<休館日>
毎週月曜日(7月17日(月)は開館し、翌18日(火)に休館)
<観覧料>
一般 210円(160円)
大学生等 100円(80円)
※( )内は20名以上の団体料金
※下関市内に居住する65歳以上の方は観覧料100円
※18歳以下の方、障害者手帳をお持ちの方は観覧料無料
<学芸員のオススメ!>
(1)絵図や紀行文のなかで描かれる下関の姿を紹介!
旅人たちは下関の何に心惹かれたのか。絵図や紀行文から下関の魅力に迫ります!
(2)さまざまな時代における下関の名産品や下関で贈答された名品を紹介!
各時代の下関の名物を紹介することで、下関の特性に迫ります!
<会期中のイベント>
イベント 関連講座
・演題
(1)「歌と名所見物―中世文化人は下関をどう記録したか?」
6月25日(日)・28日(水)10:30~11:30
(2)「旅と交流を楽しむ―近世の下関を観光せよ!」
7月15日(土)・19日(水)10:30~11:30
※チラシでは12日(水)となっていますが、19日(水)に変更となりました。
※各講座ごとに各日同じ内容です
・開催場所
下関市立歴史博物館ガイダンス交流室
・講師
下関市立歴史博物館 学芸員 岡松仁
・参加料
資料代300円
・定員
各回25名(要予約・先着順)
・予約方法
令和5年6月1日(木)午前9時30分より
電話(083-241-1080)又は博物館受付にて受付開始