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特別展おすすめ資料(5)

2024-11-03 (Sun) 14:13
皆さん、こんにちは!

現在開催中の特別展「天下人との邂逅ー海峡の戦国史 第3章ー」は残り1か月となりましたが、おすすめ資料を紹介する記事の第5弾をお届けします。

厳島図屏風

今回ご紹介するのは、安芸国の厳島神社を中心に、厳島の様子を描いた屏風絵で、広島県福山市出身の実業家であり、古地図の収集家として知られる守屋壽氏によって蒐集・形成されたコレクションの一つです。現在は、広島県立歴史博物館の所蔵となっています。

今回の特別展では、毛利元就の4男元清にスポットを当てていますが、元服して武将として独り立ちした毛利元清が最初に預かった桜尾城は、もともとは厳島神社の神主家の城でした。

神主家の滅亡後、大内氏、次いで毛利氏が接収した桜尾城は、毛利氏のもとで重臣桂元澄が預かっていましたが、その後元清に預けられることになります。

桜尾城の周辺は、厳島神社と関係が深い地域であり、元清も厳島神社に関わっていくことになりました。
ところで、屏風絵をよく見ると、厳島神社の社殿の後ろに、南蛮人の一行が描かれています。

この屏風絵が描かれたのは江戸時代ですから、日本国内における外国人の自由通行は禁じられていたはずです。

おそらく、江戸時代に過去の様子を想像して描かれたのが、この屏風絵なのでしょう。

ひょっとしたら、元清もこのような光景を目にしたかもしれませんね。

この屏風絵は、12月1日(日)の会期末まで展示しています。ぜひこの機会に博物館でご覧ください。
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特別展おすすめ資料(4)

2024-10-27 (Sun) 14:49
皆さん、こんにちは!現在開催中の特別展「天下人との邂逅ー海峡の戦国史第3章ー」からおすすめ資料を紹介する記事の第4弾です。今回ご紹介するのは、羽柴秀吉、のちの豊臣秀吉が出した掟書です。織田信長に仕えて...
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特別展おすすめ資料(3)

2024-10-20 (Sun) 09:08
皆さん、こんにちは!今回も、現在開催中の特別展「天下人との邂逅ー海峡の戦国史第3章ー」から、おすすめの資料をご紹介します。この画像は、長府藩家老細川家の祖である細川通董(みちただ)の肖像画で、通董の菩...
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特別展おすすめ資料(2)

2024-10-14 (Mon) 09:22
皆さん、こんにちは!今回も、現在開催中の特別展「天下人との邂逅ー海峡の戦国史第3章ー」から、おすすめの資料をご紹介します。この資料は、毛利元就と輝元に宛てて出された織田信長の書状で、毛利氏の一門として...
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2024年度秋季特別展開幕!

2024-10-04 (Fri) 13:43
皆さん、こんにちは!本日から、2024年度秋季特別展「天下人との邂逅ー海峡の戦国史第3章ー」が始まりました。開会にあたりセレモニーが行われ、開会式にお越しいただいた方を対象とした展示解説を行いました。...
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企画展「菊舎」終了

2024-07-22 (Mon) 14:12
企画展「菊舎旅と友を愛したひと―ふるさと編―」は、昨日で閉幕となりました。ご観覧いただいたみなさま、ありがとうございました。 図録は、下関市立美術館にて引き続き販売いたしますので、見逃した方...
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企画展「菊舎 旅と友を愛したひと」資料紹介(4)

2024-07-20 (Sat) 09:02
企画展「菊舎ふるさと編」出品資料紹介です。流れ寄るものははずして〔柳〕かな文政7年春の作品です。川に浸かった柳の枝が、流れてくるごみをさらりと受け流す様子を詠んだ句であり、何事にも固執することはないと...
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企画展「菊舎 旅と友を愛したひと」資料紹介(3)

2024-07-07 (Sun) 10:47
企画展「菊舎ふるさと編」出品資料紹介です。こちらは、菊舎の描いた菊と巌図に、長府藩11代藩主毛利元義が句を添えた作品です。実は、元義が添えている「かおり流す八重はた雲や菊の今日」の句は、菊舎が石清水八...
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企画展「菊舎 旅と友を愛したひと」資料紹介(2)

2024-06-30 (Sun) 08:50
企画展「菊舎ふるさと編」出品資料紹介です。照らしてよ末の世かけて盆の月菊舎が、弟の田上由規が眠る大坂の大鏡寺へ、盆供養の書画を寄進した際に詠んだ句です。由規は、長府藩大坂蔵屋敷で勤務中に自害して、大鏡...
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企画展「菊舎 旅と友を愛したひと」資料紹介(1)

2024-06-15 (Sat) 08:56
企画展「菊舎ふるさと編」出品資料紹介。糸遊ふや千世もといのる母の世話こちらは、旅先の菊舎が、長府に住む80歳近い母からの手紙と手織りの衣を受け取って詠んだ句です。母の温情に対する感謝が表現されています...
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ミュージアムグッズの郵送販売を承っております。下記の申込書をダウンロードしていただき、ご記入の上、ミュージアムグッズの合計金額分の定額小為替もしくは現金書留とともに、下関市立歴史博物館宛までお送りください。お申込みいただいたミュージアムグッズは、原則送料着払いで送付いたします。なお、発送方法については、レターパックまたは定形外郵便での対応も可能です。ご希望の方は、必ず事前にご相談ください。(送料分の切手やレターパックを送っていただく必要があります。)※下記の申込書をダウンロードしてください。(1­)ミュージアムグッズ購入申込書(p­d­f­)(2­)ミュージアムグッズ購入申込書(x­l­s­x­)問い合わせ先・申込先〒7­5­2­-­.­.­.­
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