皆さん、こんにちは!
現在開催中の特別展「天下人との邂逅ー海峡の戦国史 第3章ー」からおすすめ資料を紹介する記事の第4弾です。
今回ご紹介するのは、羽柴秀吉、のちの豊臣秀吉が出した掟書です。
織田信長に仕えて頭角を現わしたことで知られる秀吉ですが、信長と毛利氏が軍事的に対立するなか、中国方面の担当者に抜擢され、毛利氏との戦いに臨むことになります。
近年発見されたこの文書は、秀吉が毛利氏と対峙している頃、味方の軍勢が乱暴狼藉をはたらくことなどを禁止したものです。
この文書は、秀吉から「小一郎」に対して宛てられたものであり、「小一郎」とは秀吉の弟である羽柴(豊臣)秀長のことを指します。
2年後の大河ドラマは、秀吉と秀長の兄弟を中心にしたものになるようです。ぜひこの古文書を見ながら、兄弟
のやり取りに思いを馳せてみてください。