企画展「殿様アート」出品資料のご紹介。
殿様たちはさまざまな文芸作品を遺していますが、当然それは幼い頃からの修練があってこそのものです。
こちらは初代清末藩主毛利元知が幼少期に書いたとみられる手習い。
力いっぱい大きな文字で「いろはにほへと~」と書いてありますね。
また、こちらは4代長府藩主毛利元朝の書。
元朝10歳のときの作品といわれています。
たどたどしさが垣間見えますが、10歳にしては素晴らしい出来栄えです!
なお、「亀齢」は長寿などを意味するめでたい言葉ですが、元朝自身は皮肉にも19歳の若さでこの世を去っています。
これらの作品はとくに上手に出来たので、わざわざ保存されたのでしょう。
周囲の大人たちからさぞかし褒められたことでしょうね。
この記事を表示