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企画展「菊舎 旅と友を愛したひと」資料紹介(4)

2024-07-20 (Sat) 09:02
企画展「菊舎 ふるさと編」出品資料紹介です。

流れ寄る

流れ寄るものははずして〔柳〕かな

文政7年春の作品です。川に浸かった柳の枝が、流れてくるごみをさらりと受け流す様子を詠んだ句であり、何事にも固執することはないという意味が込められています。
長崎において菊舎と交流した中国の文人である費晴湖は、菊舎のことを「地位や財産によって心を動かされることはなく、世の中のことを気にしない人物である」と評しています。そのような菊舎の人柄が現れた作品です。
さらに、句の中の柳は、絵文字によって表現されており、菊舎の遊び心も垣間見える大変面白い作品です。
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企画展「菊舎 旅と友を愛したひと」資料紹介(3)

2024-07-07 (Sun) 10:47
企画展「菊舎ふるさと編」出品資料紹介です。こちらは、菊舎の描いた菊と巌図に、長府藩11代藩主毛利元義が句を添えた作品です。実は、元義が添えている「かおり流す八重はた雲や菊の今日」の句は、菊舎が石清水八...
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企画展「菊舎 旅と友を愛したひと」資料紹介(2)

2024-06-30 (Sun) 08:50
企画展「菊舎ふるさと編」出品資料紹介です。照らしてよ末の世かけて盆の月菊舎が、弟の田上由規が眠る大坂の大鏡寺へ、盆供養の書画を寄進した際に詠んだ句です。由規は、長府藩大坂蔵屋敷で勤務中に自害して、大鏡...
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企画展「菊舎 旅と友を愛したひと」資料紹介(1)

2024-06-15 (Sat) 08:56
企画展「菊舎ふるさと編」出品資料紹介。糸遊ふや千世もといのる母の世話こちらは、旅先の菊舎が、長府に住む80歳近い母からの手紙と手織りの衣を受け取って詠んだ句です。母の温情に対する感謝が表現されています...
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企画展「菊舎 旅と友を愛したひと」開幕

2024-06-07 (Fri) 09:43
本日から企画展「菊舎旅と友を愛したひと―ふるさと編―」が始まります。下関市立美術館との共同開催となるこの企画展では、現在の下関市豊北町田耕で生まれ、全国各地を旅した江戸時代の女流文人田上菊舎を紹介しま...
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企画展「幕末群雄伝」終了

2024-06-03 (Mon) 15:27
企画展「幕末群雄伝―下関に集った志士たち」は、6月2日をもって終了いたしました。ご観覧いただいたみなさま、ありがとうございました。もし見逃してしまったという方は、パンフレットを販売しておりますので刊行...
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企画展「幕末群雄伝」資料紹介5

2024-05-26 (Sun) 09:16
開催中の企画展「幕末群雄伝―下関に集った志士たち―」より、注目資料を紹介します。今回は「中岡慎太郎書状三吉慎蔵宛(慶応2年(1866)3月14日)」です。  土佐藩出身の中岡慎太郎...
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企画展「幕末群雄伝」資料紹介1

2024-04-27 (Sat) 09:58
開催中の企画展「幕末群雄伝―下関に集った志士たち―」より、注目資料を紹介します。今回は「吉田松陰所用日本近辺図」です。吉田松陰が用いた当時の日本近辺の地図で、企画展では小笠原諸島と琉球の図を展示してい...
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企画展「幕末群雄伝」がはじまりました

2024-04-20 (Sat) 09:13
4月19日(金)より、企画展「幕末群雄伝―下関に集った志士たち―」が開幕しました。 本展は、当館が収蔵する幕末の志士たちの遺品・遺墨を多数展示し、下関に集った志士たちをご紹介するものです。吉...
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企画展「清末毛利家」終了

2024-04-15 (Mon) 14:54
企画展「清末毛利家―毛利一族を救った知られざる大名―」は、昨日で閉幕となりました。ご観覧いただいたみなさま、ありがとうございました。パンフレットは、引き続き販売いたしますので、見逃した方はぜひご覧くだ...
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