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企画展「長府毛利家遺品―下関に託された至宝―」資料紹介7

2022-12-25 (Sun) 09:47
企画展「長府毛利家遺品―下関に託された至宝―」資料紹介。

鞍鐙

こちらは、「梨子地菊桐紋散蒔絵鞍・鐙」(写真は特別記念図録「長府毛利家遺品」より)。
宮松丸(毛利秀元)が元服(成人の儀式)する際、後陽成天皇から拝領したものです。この時、宮松丸は、豊臣秀吉から「秀」の字を与えられて、秀元と名乗るとともに、天皇家の紋である菊紋と桐紋の使用を許されました。菊紋・桐紋が散らされたこの鞍と鐙は、歴代長府藩主が参内する際にも用いられました。
なお、長府毛利家は、一文字三星・沢潟・菫・菊・桐を家紋としましたが、菊紋に関しては、天皇家に遠慮して基本的に使用することはなかったようです。
 
なお、今回展示している「唐物茶壺 銘 玉蟲」と「梨子地菊桐紋散蒔絵鞍」は、当館アプリ「ワクワクれきはく」を使うことで、3D鑑賞することができます。
ぜひお試しください!

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