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「誠之 三吉慎蔵―幕末・明治を生きたサムライ」資料紹介(8)

2021-12-05 (Sun) 09:20
明治23年(1890)5月28日に催された「旧友会」で、三條実美が詠んだもの。慎蔵は、5月21日に東京を離れて帰郷していたため、旧友会へは参加しておらず、のちに贈られたものでしょうか。
 
「明治廿三年五月廿八日舊友会のむしろにまかりて
わするなよ 国のためには おのか身を ありともしらて ありしそのよを  
実美」
 
旧友会は、三條実美が設立した会。『尾崎三良自叙略伝』には、「文久三年七卿が長州へ下りし時より太宰府に至る時分に於て、共に国家の為めに奔走尽力せし者の懇親会なり」とあります。慎蔵は明治15年から参加していたようです。
なお、三條実美は、この書を揮毫した翌年の2月18日に亡くなっています。

wasurunayo
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「誠之 三吉慎蔵―幕末・明治を生きたサムライ」資料紹介(7)

2021-12-02 (Thu) 13:00
明治22年(1889)11月21日から27日にかけて、慎蔵夫妻は欽麗院(長府藩12代藩主毛利元運の正室)の付き添いとして、熱海温泉を訪ねました。齢72となった欽麗院の湯治が目的だったようです。この間、...
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「誠之 三吉慎蔵―幕末・明治を生きたサムライ」資料紹介(6)

2021-11-29 (Mon) 17:13
明治18年(1885)9月19日から10日間、東京根津八重垣町(文京区根津一丁目)の貸座敷茶屋において、曲独楽師の竹沢藤治(3代目)の興行が、木戸銭(見物料)無料で催されました。竹沢は、江戸時代から続...
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「誠之 三吉慎蔵―幕末・明治を生きたサムライ」資料紹介(5)

2021-11-26 (Fri) 14:55
明治3年(1870)11月29日、帰藩のため東京を出帆した木戸準一郎(孝允)は、途中下関を経由して慎蔵と会談する予定でした。ところが、急用で京摂間に留まることとなり、慎蔵も12月11日に元敏の上京に従...
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「誠之 三吉慎蔵―幕末・明治を生きたサムライ」資料紹介(4)

2021-11-24 (Wed) 13:14
写真は、慶応2年(1866)の寺田屋事件後、西郷が坂本龍馬救出を謝して慎蔵に贈った七言詩です。題楠公図(楠公の図に題す)として、後醍醐天皇に従い、湊川で戦死した楠木正成に思いを馳せ、次のように詠んでい...
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「誠之 三吉慎蔵―幕末・明治を生きたサムライ」資料紹介(3)

2021-11-22 (Mon) 09:29
三吉慎蔵が、伏見の寺田屋で襲撃されたのは、慶応2年1月23日のこと。実は、この8年前(安政5年)の同日、慎蔵は、長府藩士正村喜三郎の3女イヨと結婚(藩許は6月9日)しています。結婚記念日が、命日になら...
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図録を値下げして販売いたします!

2021-11-19 (Fri) 10:38
令和4年1月5日より、過去に発行した図録を値下げして販売します。値下げされる図録は画像のとおりです。この機会に是非お買い求めください!
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東行記念館「アートでみる幕末維新―奇兵隊の駆けた時代」(4)

2021-11-18 (Thu) 16:47
東行記念館です!! 常設企画展「アートでみる幕末維新―奇兵隊の駆けた時代」の後期展示が始まっています。今回は後期のイチオシ資料をご紹介します!ご紹介するのは後期(~12月19日(日))のみ展...
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「誠之 三吉慎蔵―幕末・明治を生きたサムライ」資料紹介(2)

2021-11-16 (Tue) 13:34
慎蔵が、初めて取り組んだ武術は、今枝流剣術です。実父で、同剣術師範の小坂土佐九郎(おさかとさくろう)に弟子入りしました。剣術修行と同時に始めたのが文学修養。儒学者の臼杵俊平に入門し、また、藩校の敬業館...
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次回企画展「殿様アート」

2021-11-14 (Sun) 15:31
次回企画展「殿様アート」最近日本美術の展覧会などでにわかに話題になっている江戸幕府3代将軍徳川家光の作品。次回の企画展でもその家光の梟図を展示します。枯木に止まり、どんぐり眼で宙をみつめる梟。まさしく...
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