ブログ blog page

「誠之 三吉慎蔵―幕末・明治を生きたサムライ」資料紹介(2)

2021-11-16 (Tue) 13:34
慎蔵が、初めて取り組んだ武術は、今枝流剣術です。実父で、同剣術師範の小坂土佐九郎(おさかとさくろう)に弟子入りしました。
剣術修行と同時に始めたのが文学修養。儒学者の臼杵俊平に入門し、また、藩校の敬業館にも「童子」として通学を開始しています。「童子」とは、入学年齢に達していない幼年の者で、主に孝経・大学などの素読を行いました。

資料1











資料2











写真は「今枝流理学抄」で、同流剣術を修行する者の心得を記したものです。「文道不知而武道終不得勝利(文道を知らずして、武道終に勝利を得ず)」を基本とし、武道には文道(学問)が不可欠であることなどが、綴られています。

慎蔵は、この考えを念頭に置いていたのか、武術のみに偏重せず、文学の研鑽にも注力しました。萩に留学した際も、目的の宝蔵院流槍術の修行と併せて、文学修養に努めています。

Contents menu

RSS Category

博物館資料の特別観覧について

​学術研究および地域学習などに資するため、博物館資料の特別閲覧等のサービスを行っています。画像等の貸出・掲載、収蔵品の撮影・熟覧等に際しては、事前に観覧日の予約および特別観覧の申請が必要になりますので、博物館までご連絡ください。なお、特別観覧には別途料金が必要になります。区分特別観覧料(1­件につき)熟覧1­日2­1­0­円模写、模造等1­日1­,0­4­0­円撮影等モノクローム学術研究を目的とする場合1­回1­5­0­円出版等収益を伴う場合1­回1­,5­7­0­円カラー学術研究を目的とする場合1­回3­1­0­円出版等収益を伴う場合1­回3­,1­7­0­円複製1­回2­2­0­,0­0­0­円備考1.「1日」とは、博物館に入館して退館するまでとなります。2.「1回」とは、.­.­.­
ページ最上部へ