慎蔵が、病床に伏したときに贈られたお見舞い品について、日記を紐解いてみました。
在京中の明治16年(1883)9月、寒気を覚えた慎蔵は、約2週間の休暇を取得。この間に、交肴、鶏、葡萄、菓子、カステーラ、片栗麹(粉?)、有実(梨)、鮨、刺身などが届けられました。
帰郷後の明治27年(1894)10月に、風邪をひき、臥床した慎蔵のもとには、卵、素麺、牛乳、鱚、鯵などが贈られています。同月27日には、その日にいただいた卵の合計が、80個にもなりました。
都会と田舎とでは、お見舞い品に違いがあるようですが、心配する気持ちは同じ。大切な人が入院したときのお見舞い品、あなたは何を贈りますか?
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