2025-03-08 | 企画展「神と仏の物語」おすすめの逸品の紹介(2)! 皆さん、こんにちは!今回も、現在開催中の企画展「神と仏の物語」の展示資料のなかから、おすすめの逸品をご紹介したいと思います。この木像彫刻は室町時代に制作されたと推定されるもので、功山寺に伝わった二十八部衆立像のうち、神母天像と乾闥婆像です。二十八部衆は千手観音の眷属(けんぞく。従者のこと)として配置されることが多いことから、国宝仏殿の本尊である千手観音像とともに安置されていたと考えられています。功山寺には、現在二十八部衆のうち、23体の木像が伝来しており、この2体は、そのうち歴史博物館で寄託を受けているものです。左側の像が神母天(じんもてん)像で、鬼子母神(きしもじん)の名でも知られています。... |
2025-02-24 | 企画展「神と仏の物語」おすすめの逸品の紹介! 皆さん、こんにちは!今回から、現在開催中の企画展「神と仏の物語」の展示資料のなかから、おすすめの逸品を紹介していきたいと思います。第1回は、当館蔵の「天保十一年二宮大祭御幸絵図」です。本図は、天保11年(1840)に執り行われた長門二宮(忌宮神社)の祭礼を描いたもので、忌宮神社が所蔵している「忌宮千六百五十年式年大祭絵図」を下絵にして描かれたといわれています。この祭礼は、翌天保12年(1841)が、二宮が開かれてから1650年にあたるということで、二宮が長府藩に執行を願い出て実現しました。本図は、2つの絵図を上下2段に組んで1幅にしてあります。祭礼は8月3日から15日まで行われ、上段の絵図は8... |
2025-02-15 | 企画展「神と仏の物語ー長府寺社巡りー」開幕! 皆さん、こんにちは!昨日から、下関市立歴史博物館の企画展「神と仏の物語ー長府寺社巡りー」が開幕しました。今回の企画展では、長府の神社や寺院にスポットをあて、神や仏、祭礼などについてご紹介しています。おすすめの展示資料は、江戸時代後期の忌宮神社の祭礼を描いた絵図で、長府の町中を練り歩く行列や、長府の各町が出した「ハヤシ(囃子)山」などが、色彩豊かに描かれています。このブログでは、上記の絵図をはじめ、注目資料についてご紹介していきますので、こちらもお楽しみに!会期は4月13日(日)までになりますので、この機会にぜひ歴史博物館にご来館ください。 |
2025-02-10 | 企画展「毛利元敏」終了 企画展「毛利元敏―趣味と郷土を愛した最後の殿様―」は、昨日で閉幕となりました。ご観覧いただいたみなさま、ありがとうございました。 パンフレットは引き続き販売しておりますので、見逃した方はぜひご覧ください!郵送販売はこちらになります。 次回の企画展「神と仏の物語」は2月14日(金)からスタートしますので、こちらもお楽しみに! |
2025-02-02 | 企画展「毛利元敏」出品資料紹介4 企画展「毛利元敏―趣味と郷土を愛した最後の殿様―」出品資料紹介です。こちらは、明治33年11月13日、毛利元敏が、旧長府藩士の三澤精七と栢俊雄を自邸に招いて振舞った洋食の献立です。エビフライやカレーの他、プリンやカステラといったデザートも用意されています。羹汁はスープ、花椰菜はカリフラワー、甘藍はキャベツ、鳳梨はパイナップルです。焼牛肉は、添えられているあしらいを踏まえると、牛肉に溶き卵を絡めて焼いたピカタかもしれません。元敏は、旧長府藩士の他にも、家族や自邸の使用人など身近な人々にしばしば洋食を振舞ったといいます。あるとき大量のビフテキを作って自邸の者全員で食べようとしたら肉が固すぎで食べら... |