2025-07-04 | 企画展「元清と輝元」開幕! 皆さん、こんにちは!本日から下関市立歴史博物館の企画展「元清と輝元」が開幕しました。今年は、戦国大名毛利輝元の孫で、関ヶ原の合戦で西軍の総大将をつとめた毛利輝元が没して400年にあたります。輝元は、元就とともに長府に滞在するなど、下関にも縁のある武将であり、歴史博物館には輝元ゆかりの資料が多数収蔵されています。今回の企画展では、輝元と彼を支えて天下人たちと対峙した叔父元清にスポットをあてつつ、子どもや孫に対する元就の教育方法も紹介しています。この機会に、ぜひ歴史博物館にご来館ください。また、このブログで展示資料の紹介なども行いたいと思いますので、お楽しみに! |
2025-06-30 | 企画展「西国一の大港を支えた商人たち」終了 企画展「西国一の大港を支えた商人たち」は、昨日で閉幕となりました。ご観覧いただいたみなさま、ありがとうございました。主な資料の図版や解説を載せたパンフレットは、引き続き当館受付や公式HPにて販売します(200円)。7ページとコンパクトではありますが、江戸時代の赤間関の図面や、赤間関の大発展を支えた問屋や廻船についても解説しています。展示を見逃した方はぜひご覧ください! |
2025-06-23 | 歴史マップお助け講座 歴史マップを作る6年生や、歴史を学びたい小~中学生に向けて、学芸員が下関の歴史や史跡を紹介します。↓チラシはこちら<講座タイトル>講座(1)源平最後の決戦―壇ノ浦の合戦―編講座(2)長府に築かれた幻の城―串崎城―編講座(3)幕末の戦い―下関戦争―編 <対象>オリジナル歴史マップを作成する市内小学校6年生歴史を学びたい小~中学生※保護者同伴可能 <開催日>令和7年7月26(土)10:00~10:45講座(1)源平最後の決戦―壇ノ浦の合戦―編11:15~12:00講座(2)長府に築かれた幻の城―串崎城―編 13:30~14:15講座(... |
2025-06-21 | 企画展「西国一の大港を支えた商人たち」出品資料紹介5 企画展「西国一の大港を支えた商人たち」出品資料紹介です。こちらは、高杉晋作が臨終の際まで肌身離さず持っていたとされる観音像。妻のまさが後年に語った話によると、高杉は「天満宮様」と「観世音様」を厚く信仰していたといいます。生前には、「死しても天満宮の如く相成り、赤間関之鎮守と相成り候志(天神様となった菅原道真のように、自分は死んでも赤間関の守り神となるつもりだ)」と語っていました。この観音像は、高杉が最期を迎えた伊崎新地の林家に形見として伝えられました。林家は、江戸時代の中頃に大坂から伊崎新地に移り住み、庄屋を務めるとともに酒造業も営みました。幕末には高杉や伊藤博文らと交流を持ち、彼らを経済的に... |
2025-06-15 | 企画展「西国一の大港を支えた商人たち」出品資料紹介4 企画展「西国一の大港を支えた商人たち」出品資料紹介です。こちらは、現在の山口市秋穂町の地主だった小林家に残された買仕切。売買した品目、数量、代金などが記されており、売主である赤間関の問屋松尾寅三から、買主である小林家の廻船住福丸に渡されました。この買仕切によると住福丸は、現在の北海道の増毛郡(マシケ)、石狩市厚田(アツタ)、留萌市(ルルモツペイ)など蝦夷地産のニシンを赤間関で購入していることが分かります。これらのニシンは、西廻航路を往来する北前船によって赤間関に持ち込まれたものです。さらに、購入されたニシンは、住福丸によって九州方面に運ばれて転売されたことが分かっています。このような形で多種多... |