昭和100年記念特別展「思い出の下関」より、注目資料を紹介します。
今回は「下関商業高等学校野球部甲子園優勝記念パレード写真」です。
下関市後田町にある下関商業高等学校は、明治時代に創立され、現在も多くの生徒が学んでいます。
同校は野球部の活躍でも知られており、戦前から複数回甲子園に出場。昭和14年(1939)には夏の大会で準優勝するなど好成績を残していました。
昭和16年、戦争の影響により、大会も中止されましたが、昭和21年に再開されると、下商野球部は西宮球場で行われた全国大会に進出し、その後も複数回、甲子園に出場。昭和38年の春の大会で、初優勝を成し遂げました。
本資料は、この時、下関で行われた優勝記念パレードの様子を写したものです。唐戸市場にて撮影されており、道や市場にかかっていた太鼓橋に多くの人が詰めかけています。
前回、下関で誕生したプロ野球球団大洋ホエールズを紹介しましたが、高校野球もまた当時の下関を大いに盛り上げました。