昭和100年記念特別展「思い出の下関」より、注目資料を紹介します。
今回は「関門橋工事アルバム」です。
関門橋は、昭和43年に起工。開通したのは、昭和48年11月14日のことです。
本資料は、基礎工事が始まった昭和44年頃から開通する昭和48年までの現場写真や、関連記事などを全15冊にまとめたアルバム。当時長府在住であった一個人の手によるもので、市民が見た関門橋建設時の状況を詳しく知ることができます。
アルバムに収められた写真や記事の中には、橋に関連した周辺の地域状況を写したものもあります。
こちらは、橋の開通で客が増えることを予想してオープンしたというレストランの写真。屋根に飛行機が乗った奇抜な外観が目を惹きます。
また、開通直前には1日歩行者天国のイベントが催され、下関市と北九州市から約1万8000人が参加しました。
現在、海峡のシンボルとなっている関門橋に関する様々なエピソードも知ることができる貴重な資料です。
会期も残り僅かとなりましたが、ぜひ展示室でご覧ください。