皆さんこんにちは。
2024年9月7日(土)、下関市吉見の龍王神社において、熊本大学教授の春田直紀先生を中心とした調査団による資料調査が実施され、下関市側からは、下関市立大学准教授の藤井崇先生とともに、歴史博物館の学芸員も参加しました。
調査の対象は、龍王神社が所蔵する古文書や棟札で、鎌倉時代の塩田に関する古文書や、大内氏や毛利氏といった戦国大名たちの書状などが含まれています。
これらの古文書については、すでに『下関市史』や『山口県史』といった刊行物で知られていましたが、今回の調査で新たに判明したこともあり、今後の研究が期待されるところです。
下関の歴史といえば、源平の戦いや幕末の動乱が広く知られていますが、実は市内には戦国時代の資料も豊富に残っています。
歴史博物館では、そうした戦国時代の資料を展示することで、あまり知られていないような下関の魅力についても積極的に発信していきたいと考えていますので、ご期待ください。
なお、今回の調査には、市立大学の学生さんたちも取材のため同行しました。
調査の模様は、藤井先生が市立大学のフェイスブック(9月9日付け)で紹介されていますので(https://www.facebook.com/ShimonosekiCityUniv?locale=ja_JP)、そちらもぜひご覧ください。
また、学生さんたちの取材の成果は、「市報しものせき」10月号に掲載されるということです。
残暑が厳しいなか、熱心に取材にあたった学生さんたちによるレポートを、ぜひお楽しみに!