皆様こんにちは!
東行記念館です。
常設企画展「アートでみる幕末維新―奇兵隊の駆けた時代」のイチオシ資料を紹介します!
本展示で多く取り上げている瓦版や錦絵。
その魅力が最大限に詰まった資料「節分」です!
本資料は、明治元年(1868)1月4日から始まった戊辰戦争における鳥羽・伏見の戦いに関する瓦版です。
各藩を、藩主の家紋や特産品によって擬人化した絵で表現しています。
時事報道を幕府の統制下で出版するため、瓦版や錦絵は表現方法を工夫する必要がありました。
戊辰戦争の時期に出版されたものには、本資料のように、題材を別のものになぞらえて表現する「見立て」の手法がよく用いられています。
画像に描かれた人々、それぞれがどの藩を示すかわかりますか…?
本展示では、この瓦版を読み解く鍵となる資料も同時に展示しております!
同時代の人々がこの暗号のような瓦版を読み解けたのも、その資料があったからかも・・・。
どんな資料か気になる方、謎解き好きな方、ぜひ来館して確かめてみてくださいね!