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東行記念館「アートでみる幕末維新―奇兵隊の駆けた時代」(4)

2021-11-18 (Thu) 16:47
東行記念館です!!
 
常設企画展「アートでみる幕末維新―奇兵隊の駆けた時代」の後期展示が始まっています。
今回は後期のイチオシ資料をご紹介します!
ご紹介するのは後期(~12月19日(日))のみ展示中の資料「源平八島檀之浦長門国赤間関合戦之図」です。
 
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この錦絵は一見、源平合戦壇ノ浦の戦い(元暦2年(1185))を表しているようです。
しかし、よく見ると、下関側の地名や町名が幕末19世紀頃のものであることに気付きます。このことから、本来は幕長戦争における小倉口の戦いを表現したものと推測されます。
 
錦絵でよく描かれる「武者絵」(軍記物などに登場する武将の有名なシーンや戦いの様子を描いたもの)の体裁をとることで、時事報道を合法的に出版しようとしたものと考えられます。
ただし、本資料は戦いが起こったことを暗示するのみで、戦況などの詳細は読み取ることはできません。
戦いを伝える錦絵の特徴がよく表れた1枚です。
 
資料も一部展示替えをしておりますので、一度来られた方もまた違った楽しみ方ができるかと思います。
ぜひご来館ください!

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