企画展「串崎城―長府に築かれた幻の城」展示中の長府の絵はがきです。
近代以降の長府の景観を伝えています。
写っているのは、
・外浦(現在の関門医療センター辺り)から串崎城跡を見た風景
・串崎城への入口の1つである三軒屋
・忌宮神社の東鳥居
・長府方面と下関方面を結ぶ山陽電気軌道の電車
さて、全ての写真にあるものが写り込んでいることにお気づきでしょうか?
どの写真にも長府沖にうかぶ満珠・干珠という小島がみえます。
忌宮神社の飛地境内である満珠・干珠は、昔から長府の名所として知られていました。
江戸時代に城下町長府にやってきた人も、満珠・干珠を臨む海浜の景色が素晴らしいと絶賛しています。
また、当時は国道9号線あたりが海岸線だったのですが、特に長府松原町辺りは砂浜に松が立ち並ぶ景勝地だったといわれています。
海に面した城下町長府ならではの見どころですね。