今回の目玉資料の1つ「桐沢潟紋長櫃」

毛利秀元が長府にやってきた際に持参したといわれるものです
いたるところに散りばめられている桐紋と沢潟紋に注目!
長櫃の側面にあしらわれている大きな紋が目立ちますが、よーく見るとあんなところにも、こんなところにも、

贅沢!
そして蓋の裏には、幕末から明治に活躍した長府出身の金工職人藤島常興の覚書が張り付けられています。

藤島は、明治6年(1873)にウィーン万国博覧会に自作の測量器を出品して有功賞牌を受賞した人物です。
この長櫃は、明治時代に東京において、藤島による修理が施されたようです。藩祖ゆかりの品として大切に守り伝えられていたということが分かります。
展示ケースには入らない大きさなので、なかなか展示する機会がない資料です。
開館した際には、ぜひ見ていただきたいです!