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常設企画展「流伝 ― 高杉晋作が残したもの ―」資料紹介

2024-02-05 (Mon) 10:19
東行記念館です。
 
常設企画展「流伝 ― 高杉晋作が残したもの ―」にて展示中の「高杉晋作都々逸」を紹介します。

都々逸とは、7・7・7・5の4句26文字で男女の情愛や世相などを唄うもの。

次の作品は高杉晋作の自筆と伝わる都々逸で、女性を花になぞらえ、心配や苦労をかけていることへの申し訳なさが詠まれたものです。

                             都々逸



 人の花なら赤ふもなろか
  わしのはなゆへくろふする 東行
 

掛詞を用い(「くろふ」=「黒」「苦労」)、さらに「赤(「明るい」に由来)」、「黒(「暗い」に由来)」と相対する印象の色を対比させています。


晋作は、妻のまさに対して非常に深い思いを抱いており、お互いに書状のやり取りをしていたことが知られています。

また、まさの回顧談によると、家庭人としての晋作は「弱いものには優しい」人であったとのことです。

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