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東行記念館「高杉晋作、逆境に挑む」イチオシ資料紹介!3-2

2021-05-03 (Mon) 09:55
前回、下関戦争後に下関で高杉晋作と大村益次郎が共に戦後処理等に従事していたというお話をご紹介しました。
今回はそんな2人の交流の足跡をご紹介します!
 
大村
















大村益次郎肖像写真(国立国会図書館ウェブサイトより)

晋作は、文久2年(1862)10月19日、長嶺内蔵太(渡辺内蔵太)宛の手紙で、藩政府に登用すべき人物として大村益次郎(村田蔵六)の名を挙げています。この頃、大村は萩藩の国許で登用される前でしたが、晋作が大村を高く評価していたことがうかがえます。
 
また、慶応元年3月頃、大村は晋作の依頼に応じてピストルを購入したことを記録しています。この際、どのような形状のピストルを購入したかはわかっていませんが、晋作がピストルを購入したことがわかる数少ない例の1つで、非常に興味深いです。
下関戦争後の下関では、最新鋭の武器や西洋の品々を入手することができました。外人応接掛、赤間関応接掛などを務めた大村のもとには、晋作だけでなく、木戸孝允や伊藤博文、井上馨など多くの人物からの斡旋依頼が届いたようです。
 
現在、当館で開催中の企画展「高杉晋作、逆境に挑む」では、連携展示・下関市立歴史博物館特別展「海峡に魅せられた幕末の英傑」に登場する大村益次郎、久坂玄瑞、坂本龍馬の関連資料を晋作とのエピソードとともにご紹介しています!
ぜひ期間中に当館で実物をご覧ください!

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