特別展「手紙で辿る毛利家の喜怒哀楽」出品資料紹介です。
こちらは初代清末藩毛利元知が家臣に送った手紙。今回初公開となります。元知は長府の忌宮神社へ能を見物しに行くようですが、なぜかそれを内密にするようにと指示しています。
理由は、長府へ行くことがバレると長府藩主の毛利綱元から色々なもてなしを受けるからだといいます。そうなると相手をするのが大変で、途中までしか能を見物出来なくなるそうです。それが嫌なので、わざわざ忍んで長府へ出かけようとしているのです。
ちなみに綱元は4歳で長府藩主に就任しているのですが、その後見をしてくれたのが叔父にあたる元知です。綱元は、大恩ある元知をもてなしたい一心なのでしょう。
もてなしたい綱元ともてなされたくない元知のせめぎ合いが垣間見える微笑ましい手紙です。