ブログ blog page

企画展「毛利元敏」出品資料紹介4

2025-02-02 (Sun) 10:12
企画展「毛利元敏―趣味と郷土を愛した最後の殿様―」出品資料紹介です。

自製洋食品目

こちらは、明治33年11月13日、毛利元敏が、旧長府藩士の三澤精七と栢俊雄を自邸に招いて振舞った洋食の献立です。エビフライやカレーの他、プリンやカステラといったデザートも用意されています。羹汁はスープ、花椰菜はカリフラワー、甘藍はキャベツ、鳳梨はパイナップルです。焼牛肉は、添えられているあしらいを踏まえると、牛肉に溶き卵を絡めて焼いたピカタかもしれません。
元敏は、旧長府藩士の他にも、家族や自邸の使用人など身近な人々にしばしば洋食を振舞ったといいます。あるとき大量のビフテキを作って自邸の者全員で食べようとしたら肉が固すぎで食べられなかったというエピソードも遺っています。
旧藩主と旧藩士や領民という関係に縛られることを嫌い、分け隔てなく身近な人々との交流を楽しんだその姿から、元敏は「平民的の殿様」と評されました。

Contents menu

RSS Category

博物館資料の特別観覧について

​学術研究および地域学習などに資するため、博物館資料の特別閲覧等のサービスを行っています。画像等の貸出・掲載、収蔵品の撮影・熟覧等に際しては、事前に観覧日の予約および特別観覧の申請が必要になりますので、博物館までご連絡ください。なお、特別観覧には別途料金が必要になります。区分特別観覧料(1­件につき)熟覧1­日2­1­0­円模写、模造等1­日1­,0­4­0­円撮影等モノクローム学術研究を目的とする場合1­回1­5­0­円出版等収益を伴う場合1­回1­,5­7­0­円カラー学術研究を目的とする場合1­回3­1­0­円出版等収益を伴う場合1­回3­,1­7­0­円複製1­回2­2­0­,0­0­0­円備考1.「1日」とは、博物館に入館して退館するまでとなります。2.「1回」とは、.­.­.­
ページ最上部へ