ブログ blog page

「誠之 三吉慎蔵―幕末・明治を生きたサムライ」資料紹介(1)

2021-11-13 (Sat) 15:01
誠之



























三吉家の家訓「誠之」。出典は孔子の説いた「中庸」と考えられ、その一節は次のとおりです。
「誠者、天之道也。誠之者、人之道也。誠者不勉而中、不思而得従容中、道聖人也。誠之者、擇善而固執之者也」
(誠は天の道なり。これを誠にするは、人の道なり。誠は勉めずしてあたり、思わずして得、従容として道にあたる。聖人なり。これを誠にするは善を択んでこれを固執する者なり)
 
簡単に意味をとると、次のような感じでしょうか。
誠は、天命のまま真実・無妄(道理にはずれない)であること。しかし、人は欲におおわれて真実・無妄となることが難しい。努力せずに誠になれるのは、聖人だけであり、努力して誠になろうとするのが、人の道である。誠になろうとする者は、精密に善悪を識別して、善を択び、これを専一にして固く守らなければならない。
 
「誠之」は、慎蔵の人となりをあらわすに最も相応しい言葉のように思えます。

Contents menu

RSS Category

購入方法

図録等刊行物、講座テキスト及びミュージアムグッズの郵送販売を承っております。なお、ミュージアムグッズのページはこちらです。下記の申込書をダウンロードしていただき、ご記入の上、購入刊行物の合計金額分の定額小為替もしくは現金書留とともに下関市立歴史博物館宛までお送りください。お申込みいただいた刊行物等は、原則送料着払いで送付いたします。なお、発送方法については、レターパックまたは定形外郵便での対応も可能です。ご希望の方は、必ず事前にご相談ください。(送料分の切手やレターパックを送っていただく必要があります。)※下記の申込書をダウンロードしてください。(1­)図録刊行物購入申込書(p­d­f­)(2­)図録刊行物購入申込書(.­.­.­
ページ最上部へ