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企画展「戦争・疫病・災害」注目資料紹介

2021-08-09 (Mon) 10:02
開催中の企画展「戦争・疫病・災害~困難に立ち向かった下関の人々~」より注目資料をご紹介します。
 
砲弾破片














 
こちらは、元治元年(1864)、下関戦争の際に使用されたと考えられる砲弾の破片です。昨年度、歴史博物館に寄贈された資料で、当館では今回初めて展示します。
砲弾破片が木片に刺さった状態になっており、砲弾の表面には溝が入っています。この溝は、砲身の内側にらせん状の溝を施された大砲から発射された弾につく施条痕です。この砲弾破片は、大きさや施条痕から、イギリスの旗艦ユーリアラス号に搭載されていたものと同型の、110ポンドアームストロング砲弾と考えられています。
 
また、この資料には昭和10年(1935)に下関要塞司令部が発行した証書が付属しています。これによると、昭和9年(1934)、彦島の造船所が、下関市前田の前田砲台附近の松の木を製材していたところ、この砲弾破片を発見。下関要塞司令部に届け出たそうです。要塞司令部がこのような証書を出していたことや、発見の経緯がわかる、おもしろい資料です。

証書

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