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企画展「秋田寅之介と近代の関門海峡」見どころ紹介(8)

2021-01-10 (Sun) 10:23
2021年初の投稿です。
今年も歴史博物館をよろしくお願いいたします。



開催中の企画展「秋田寅之介と近代の関門海峡」のおすすめ資料をご紹介。今回は、「秋田寅之介喜寿記念弁当箱」です。

弁当箱1  弁当箱2











本資料は、昭和25年(1950)4月1日、秋田商会創立46年及び秋田寅之介の喜寿(77歳)を記念した宴を催した際、記念品として作られたものです。入れ子式の弁当箱で、外面には松竹梅の模様と、秋田商会の社章である一文字三星が見えます。
(※一文字三星は、江戸時代に下関市の大部分を領地とした長府毛利家の家紋です。秋田商会では、長府毛利家から使用を許可されてこの紋を社章としたという話が伝わっていますが、詳細はわかっていません。)


宴は、元社員などの秋田商会・寅之介の縁者や、親族ら120名以上を招き、秋田商会ビルの3階で行われました。当時は、太平洋戦争での敗北後、未だ苦しい状況に置かれた人も多く、寅之介自身も朝鮮や満州に展開した事業の多くを失っていました。
しかし、寅之介はこの時に行った出席者への挨拶において、「余生いくばくも無い私ながら生来の企業慾は欝勃として止むときはありません」と述べています。「冬来りなば春も亦近し、旧知旧友相携えて健斗努力すればなお回春の道もある」、「最後の呼吸が止まるまで健闘を続ける」とも語っており、寅之介が晩年まで熱意を失わなかった様子が伝わります。
 

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