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企画展「秋田寅之介と近代の関門海峡」見どころ紹介

2020-11-08 (Sun) 09:20

 開催中の企画展「秋田寅之介と近代の関門海峡」より、おすすめの資料を紹介していきます。
 今回ご紹介するのは、旧秋田商会ビルの「棟札」です。

 

棟札





































 

(棟札/下関市観光スポーツ文化部観光施設課蔵)

 

 棟札とは、建物の建築記念として棟木など建物の高所に取り付けられる札です。
 こちらは旧秋田商会ビル建築時に作られたもので、ビル内に残されていました。大正3年(19141220日の日付で、秋田寅之介がビルを建設したことが記されています。また、設計者として、西澤忠三郎、後藤柳作、山﨑幸輔、新富直吉が任命されたことがわかります。

 
この資料の存在は、最近まで明らかになっていませんでした。
 
この春、新型コロナウイルス感染症発生の影響で市内の各施設が休館した際、旧秋田商会ビルも休館となりました。休館の間、ビルの職員さんが内部を整理していたところ、この棟札を発見されたそうです。

 
棟札は建物に関連する重要な資料です。旧秋田商会ビルは現在下関市の有形文化財に指定されていますが、指定時に棟札の存在がわかっていれば、「附」(つけたり)に指定されていたほどに貴重なものです。
 
また、旧秋田商会ビルの設計者は、これまで新富直吉からの聞き取りをもとに推定されていました。しかし、この棟札に設計者の名前が記されていたことにより、彼らが設計したことが確実になりました。コロナ禍での休館も、悪いことばかりではなかったと思わせてくれる発見でした。

 新発見の棟札をぜひ展示室でご覧ください!

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