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テーマ展示「大名道具のきらめき」の一品紹介(2)

2018-02-13 (Tue) 17:34
3連休は当館周辺も雪が積もり、玄関前を少し雪かきしました。
まだまだ寒い時期が続きますが、みなさん元気にがんばりましょう。
 
さて、今回もテーマ展「大名道具のきらめき」から展示資料を1点紹介します。
写真は、清末毛利家の旧蔵品である「和姫様 伊勢物語歌かるた」です。
清末毛利家9代当主である毛利元忠の二女和子が使用した伊勢物語のかるたです。江戸時代以来、源氏物語・万葉集・古今和歌集・伊勢物語などは大名家の子女にとって必須の教養とされました。

伊勢物語かるた






 












さて、前回に引き続き毛利家の家紋のお話を少し。
毛利家の家紋といえば、「一文字三星」です。江戸時代になると、萩毛利家・長府毛利家・清末毛利家・徳山毛利家では、各家で一文字の形が異なる「一文字三星」を使用していました。その違いは、以下のとおりです。
・萩毛利家:筆勢の一文字(筆押さえアリ)
・長府毛利家:箱型の一文字
・清末毛利家:筆勢の一文字(筆押さえナシ)
・徳山毛利家:逆台形の一文字
 
では、長府毛利家では、いつ頃から箱型の一文字を使用し始めたのでしょうか。正徳5年(1715)にまとめられた「長府毛利家の紋章に就いて」には、長府藩3代藩主毛利綱元の時代に始まり、その理由は、家紋が装飾された幕を急いで付けたときに、表裏が逆になって見苦しくなることを防ぐためだったと説明されています。特に船幕は、風や波が強いときには騒がしいため、下々の者が毎回分からず勝手に付け、とても見苦しかったようです。
 
何とも現実的な理由で、箱型の一文字に変更したようですね。
それでは、次回もご期待ください。

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