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特別展「龍馬がみた下関」の見どころ(4)

2017-11-20 (Mon) 08:14
博物館周辺の木々も紅葉が始まり、秋が深まっていることを実感する今日この頃です。また、長府の城下町を散策するには、良い季節となっていますので、ぜひ皆様もお越しいただき、長府の秋を感じていただきたく思います。
 
さて、本日は11月14日(火)から始まった後期展示での見どころを紹介したいと思います。
龍馬、幕長戦争を語る!
 崎陽新聞
 







写真は、慶応3年(1867)2月、荘村助右衛門(肥後藩士)が佐々布左内(肥後藩士)に宛てた書状です。坂本龍馬が、慶応2年(1866)7月27日に肥後藩兵と戦った長州兵から聞いた話を、荘村に伝えた内容が記されています。
慶応元年(1865)5月以降、長州藩内では軍制改革が実行され、最新鋭の武器を用いた散兵戦術が教育されます。その特徴は、兵卒の各人が戦況を把握し、独自に判断して、効果的な攻撃をすることでした。
しかし、龍馬は、奇兵隊の一小隊長山田鵬助が戦死し、指揮者が不在になると、兵卒が茫然自失となり状況把握ができない状態に陥ったため、長州側に多数の死傷者が出たことを聞き取っています。従軍した長州兵から貴重な体験を聞いた龍馬の話は、長州勢が導入した最先端の戦術が、短期間の教育では一兵卒まで浸透しておらず、散兵戦術が機能していなかったことを教えてくれます。

長州勢が圧勝したと説明されることが多い幕長戦争ですが、必ずしもそうではなかったことがわかります。
 

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