日清講和記念館 日清講和記念館の概要

日清講和記念館について

日清外観 日清内観

日清講和記念館は、明治28年(1895)春に春帆楼で開かれた日清講和会議と、下関条約と呼ばれる講和条約の歴史的意義を後世に伝えるため、昭和12年(1937)6月、春帆楼の隣接地に開館しました。
館内では、実際に用いられた椅子や調度品を用いて講和会議の様子を再現しています。また、両国全権である伊藤博文やり李鴻章の遺墨なども展示しています。
講和会議が行われた春帆楼の建物は昭和20年(1945)の下関空襲によって焼失しましたが、隣接地にあった記念館は、鉄筋コンクリート造りだったため戦災を免れました。そのため、実際に用いられた椅子なども失われることなく今に伝えられることとなりました。
平成23年(2011)1月26日には、組物や懸魚など細部に伝統的な意匠を用いた外観が評価されて記念館建物が国の登録有形文化財に登録されました。
 
絵はがき記念館 絵はがき「下関名勝 日清講和の談判所として知らる春帆楼」(下関市立歴史博物館蔵)
昭和12年(1937)の日清講和記念館開館間もない頃の写真を載せた絵はがきです。右手に見えるのが日清講和記念館で、その奥に見えるのが昭和20年(1945)の戦災で失われた春帆楼の建物です。
浜離宮椅子
浜離宮で使用されていたといわれる椅子(日清講和記念館蔵)
イギリスのバルーンバックチェアのフレームに黒漆金蒔絵が施されたこの椅子は、皇室や国賓のために用意された格の高いものです。明治時代、国賓や海外の外交官を接待するために建てられた鹿鳴館にも同型の椅子が備えられていました。






 

日清講和会議と春帆楼

明治27年(1894)夏、朝鮮半島の権益を巡って対立していた日本と清国の間で日清戦争が勃発しました。戦況は日本軍の優勢に進み、同年11月頃から清国は講和を模索し始めます。
明治28年(1895)3月19日、清国の講和使節団を乗せた汽船が関門海峡に停泊。翌日から下関の料亭春帆楼で日清講和会議が開催されました。
7回に及ぶ会議の末、4月17日に講和条約が調印されます。講和条約は下関条約とも呼ばれ、清国は朝鮮の独立承認、領土の割譲、賠償金の支払いなどを約束しました。これ以降、春帆楼は、歴史的会議の舞台としても有名になっていきます。

 
春帆楼古写真1 春帆楼古写真2
春帆楼古写真(日清講和記念館蔵)
日清講和条約が締結された明治28年(1895)4月17日、会議に参加した外務書記官井上勝之助の指示を受けて地元の写真師長尾実が撮影した写真です。この2枚は、春帆楼の玄関と調印後の部屋の様子です。

 
奉公偉績画巻 奉公偉績画巻 馬関ノ講和談判(下関市立歴史博物館蔵)
日清戦争開戦の主要な場面を画にまとめて明治30年(1897)に完成した画帖です。講和会議の場面では、春帆楼の2階大広間において両国代表が向かい合う様子が紹介されています。手前が清国、奥が日本の代表です。


 

絵はがき春帆楼

絵はがき「下関 春帆楼 全景」(下関市立歴史博物館蔵)
昭和初期頃の春帆楼の写真を載せた絵はがきです。春帆楼は、下関市の名所の1つとして絵はがきにも多く用いられました。
講和会議が行われたのは、右手に見える建物の2階です。左手に見える3階建ての建物は、講和会議後に建てられたもので、伊藤博文によって聴潮閣と命名されました。

 

※本HPに掲載している資料画像の利用などについては下関市立歴史博物館にお問い合わせください。

ご利用案内

名称 日清講和記念館(下関市立歴史博物館分館)
所在地 〒750-0003 下関市阿弥陀寺町4番3号
開館時間 午前9時~午後5時 (入館は午後4時30分まで) 
休館日 年中無休
入館料 無料
お問い合わせ先 下関市立歴史博物館
電話番号 083-241-1080
ファックス 083-245-3310
※日清講和記念館は無人の施設のため、お電話とファックスは下関市立歴史博物館に繋がります。
駐車場 無し(市営赤間町駐車場や唐戸市場有料駐車場など近隣の駐車場をご利用ください)

アクセス

■公共交通機関
JR下関駅
長府方面行きのバス

(所要時間約10分)
バス停
赤間神宮前
下車
徒歩1分

日清講和
記念館
(春帆楼隣)

■タクシー
JR下関駅 所要時間5分
日清講和
記念館
(春帆楼隣)

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