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12-10 (Sat) 09:35
企画展「長府毛利家遺品―下関に託された至宝―」資料紹介5
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頭にウサギの耳のようなものを生やして、どんぐり眼で宙を見つめる生き物。
ここ最近人気が高まり、巷を騒がせているあの方の作品です。

「徳川家光筆 梟図」
作者は、江戸幕府3代将軍徳川家光。絵が収められている木箱に、梟図と記されています。
頭に生えているものは羽角と思われますが、本来羽角をもつのはミミズクであり、梟にはありません。羽角があるにもかかわらず梟と称されている理由は、不明です。
家光は、この他にも多数の絵を描いています。家光の作品は、その独創的な画風から、近年人気が高まっています。
家光は、戦陣での経験や茶の湯をはじめとする文化的素養から、秀元を高く評価していました。外様大名に贈られた家光の絵は珍しく、その点からも両者の関係の深さがうかがえます。

特別記念図録「長府毛利家遺品」でも、大きな図版で独特の存在感を放っています。
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